コロナ禍になってからリモートワークは多くの人々にとって働き方の選択肢として注目されています。この記事では、リモートワーク10年目に突入した私が、リモートワークのメリットとデメリット、そして生産性を高めるための環境づくりについて詳しく解説します。
リモートワークの始め方
リモートワークを始めるには、まず必要な機器とソフトウェアを揃えることが重要です。パソコン、インターネット接続、必要なアプリケーションやツールを用意しましょう。
パソコン
業務に必要なソフトウェアが快適に動作するスペックのものを選びましょう。ノートパソコンやデスクトップパソコンが一般的です。私は仕事部屋ではデスクトップ、家の中を移動して使う場合や外出用にノートパソコンの2つを用意しています。
インターネット接続
安定した高速インターネット接続が不可欠です。光回線や高速Wi-Fiを導入すると良いでしょう。出先ではポケットWi-Fiやスマホをテザリングしてネット環境を確保する方法もあります。私は外出先では無料のWi-Fiを利用することはありません。
コミュニケーションツール
ビデオ会議ツール:Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど。
チャットツール:Slack、Microsoft Teams、Google Chatなど。
先方から指示のあるツールを都度用意すれば大丈夫です。
クラウドストレージ
ファイルの共有とバックアップに役立ちます。Google Drive、Dropbox、OneDriveなどが一般的です。私はDropboxを使っており、使用しているパソコン3台全てから同じアカウントにアクセス出来る様にしてあります。こうする事で家中どこに居ようと外出先であろうと、常に同じファイルが使えるため便利です。
プロジェクト管理ツール
作業の進捗管理やタスクの割り振りに役立ちます。Trello、Asana、Jiraなどが便利です。
セキュリティツール
VPN:企業のネットワークに安全にアクセスするために必要です。
ウイルス対策ソフト:パソコンをウイルスやマルウェアから守るために必要です。
リモートワークのメリットとデメリット
リモートワークには多くの利点がありますが、同時にいくつかの課題もあります。
リモートワークのメリット
- 通勤時間が不要
- 家庭と仕事が両立しやすい
- 休憩が入れやすい
- ワークバランスの向上
- (特に女性は)化粧品代や洋服代などのお金が掛からなくなる
通勤時間の短縮により、家族と過ごす時間が増えたり、自分の趣味に時間を使えるようになります。実際私も子どもの学校や習い事のイベントには全て参加出来ており、クラスの子ども達からもすっかり覚えられ外で会っても「●●のお母さ~ん!」と子どもの友達から声を掛けて貰える事も増えました。
リモートワークのデメリット
- 孤独感
- コミュニケーション不足
- 運動不足
- 私生活と仕事とのオンオフの切り替えの難しさ
- 対面と違いコミュニケーションの難しさ
- 間食が増える
- (人に見られない事で)老け込む
オフィスでの同僚との交流が減るため、孤独感を感じやすくなります。これを防ぐためには、積極的にコミュニケーションを取る工夫が必要です。
生産性を高める環境づくり
快適なワークスペースは生産性に直結します。以下のポイントを参考にしてください
必要な家具とレイアウト
デスクとチェア:長時間の作業でも疲れにくいものを選びましょう。
照明:自然光が入る場所が理想的ですが、デスクライトもあると便利です。
整理整頓
作業スペースを常に整理整頓することで、効率的に仕事を進められます。棚などを設置し手の届く範囲で色々な物を綺麗に収納すると見栄えも良く、仕事がはかどります。
タイムマネジメント
Pomodoro Technique(ポモドーロ・テクニック)を活用して集中力を維持しましょう。
※このテクニックの目的は、短時間の集中作業と短い休憩を交互に繰り返すことで生産性を向上させることです。
休憩の取り方
定期的な休憩を取り、リフレッシュすることが大切です。
リモートワークでは健康管理が重要です。以下のポイントを意識しましょう。
定期的な運動
デスクワークが続くと体が凝り固まります。1時間に1回は立ち上がってストレッチをしましょう。
メンタルヘルスのケア
孤独感やストレスを感じたら、誰かと話すことが効果的です。リモートワーク中でもチームメンバーと定期的にコミュニケーションを取りましょう。
ワークライフバランスの取り方
リモートワークでは、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちです。明確に勤務時間を設定し、プライベートの時間を大切にしましょう。実際私も慣れるまでは職場で勤務していた頃に比べ、だらけてしまう時間が増えました。その代わり、自分の時間が増えた事で家の掃除や料理に割く時間も増えました。
企業の対応とリモートワーク
リモートワークが普及する中で、企業も柔軟な働き方を受け入れるようになっています。リモートワークが可能な求人を探すことで、地方移住や副業などの新しい働き方も実現可能です。
また、リモートワークは副業にも適しています。本業とのバランスを取りながら、効率的に副業を行うことが可能です。
まとめ
リモートワークは、正しい準備と工夫によって大きなメリットを享受できる働き方です。通勤時間の削減やフレキシブルな働き方など、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。一方で、コミュニケーションや健康管理には注意が必要です。適切なツールや方法を取り入れることで、リモートワークの課題を克服し、より充実した働き方を目指しましょう。
この記事が、リモートワークを始める際の参考になれば幸いです。
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