日常に潜む口呼吸の危険性!?健康への影響解説

知識の森
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皆さんは、普段何気なくしている呼吸で、健康を害する可能性があることをご存知ですか?

私の友人は生まれて30年以上、人間は口呼吸で生きているものだと思っていたそうで、通常は鼻呼吸が主だと伝えたらびっくりされた事にびっくりした経験があります。

今回は、知らないうちに忍び寄る「口呼吸」の危険性について詳しく解説していきます。

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口呼吸が招く7つの健康リスクとは?

口呼吸は、鼻呼吸と比べて様々な健康リスクを高める可能性があります。ここでは、口呼吸が招く具体的な健康リスクを、分かりやすく7つの項目に分け解説します。

1. 口臭・虫歯・歯周病リスクUP!
口呼吸は、口の中を乾燥させます。唾液には、口の中を洗浄したり、細菌の増殖を抑えたりする働きがありますが、口呼吸によって唾液が減ると、その効果が弱まってしまいます。
その結果、口臭が強くなったり、虫歯や歯周病になりやすくなったりします。

2. 免疫力ダウンで風邪を引きやすい体質に!
鼻には、空気中のウイルスや細菌をキャッチし、体内に侵入するのを防ぐフィルターのような役割があります。しかし、口呼吸では、このフィルター機能が十分に働かず、ウイルスや細菌が直接体内に入り込みやすくなります。
そのため、風邪などの感染症にかかりやすくなったり、アレルギー症状が悪化したりするリスクがあります。

3. 集中力・記憶力降下で仕事に影響も!?
脳は多くの酸素を必要としますが、口呼吸では十分な酸素を脳に送り届けることが難しくなります。酸素不足は、集中力や記憶力の低下に繋がり、学習効率の低下や、仕事のパフォーマンス低下にも繋がることがあります。

4. 質の低い睡眠で疲れが取れない…
口呼吸は、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となります。これらの睡眠障害は、睡眠の質を低下させ、日中の眠気や倦怠感を引き起こし、日常生活に支障をきたす可能性があります。

5. 顔のたるみ・歯並びが悪くなることも!
口呼吸を続けると、舌の正しい位置が保てなくなり、顔の筋肉のバランスが崩れてしまいます。その結果、顔の筋肉が衰え、顔のたるみや二重あご、口元のしまりが悪くなるといった見た目の変化が現れる可能性があります。
また、あごの発達にも影響を与えるため、歯並びが悪くなる、受け口になるといったリスクもあります。

6. ストレスを感じやすく、自律神経が乱れる!
口呼吸は、リラックス状態よりも緊張状態に傾きやすいため、ストレスを感じやすくなったり、自律神経のバランスが乱れやすくなったりする可能性があります。
自律神経の乱れは、便秘や下痢、冷え性、不眠などの様々な体の不調に繋がります。

7. アレルギー症状が悪化!
口呼吸によって、鼻の粘膜が乾燥し、炎症を起こしやすくなります。その結果、アレルギー物質に過敏に反応するようになり、アレルギー性鼻炎や花粉症などのアレルギー症状が悪化する可能性があります。

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子供の未来を変える!口呼吸が及ぼす成長への影響

「うちの子、口を開けてボーっとしてる時間が多いかも…」
そんな悩みをお持ちの親御さんもいるのではないでしょうか?

口呼吸は、子供の成長・発達に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は、子供の未来を変えるために知っておきたい、口呼吸が及ぼす具体的な影響について解説します。

1. 集中力・学習能力DOWNで勉強に悪影響!
集中力や記憶力は、学習の基礎となる力です。しかし、口呼吸によって脳への酸素供給が不足すると、これらの能力が低下し、学習効率が悪くなってしまう可能性があります。
授業中に集中力が続かなかったり、忘れ物が多くなったり、新しいことを覚えるのが苦手になったりする場合は、口呼吸が原因かもしれません。

2. 免疫力低下で病気にかかりやすい!
子供の免疫力は、成長とともに発達していきます。
しかし、口呼吸によってウイルスや細菌が体内に入り込みやすくなると、免疫機能が十分に働かず、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。
また、アデノイドや扁桃肥大を引き起こし、さらに口呼吸が悪化するという悪循環に陥る可能性もあります。

3. 歯並び・顔つきへの影響でコンプレックスに!?
成長期は、顔の形や歯並びが決まる大切な時期です。
しかし、口呼吸を続けることで、舌の正常な位置が保てなくなり、あごの発達や歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。
出っ歯や受け口、開咬(前歯が閉じない状態)などの不正咬合は、見た目のコンプレックスに繋がるだけでなく、咀嚼や発音にも影響を与える可能性があります。

4. 睡眠の質低下で成長ホルモン分泌が減少…
睡眠中は、成長ホルモンが分泌され、体の成長や修復が行われます。
しかし、口呼吸は、いびきや無呼吸の原因となり、睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。
質の高い睡眠が取れないと、成長ホルモンの分泌量が減少し、身長の伸びが悪くなったり、疲労が回復しにくくなったりする可能性があります。

5. 情緒不安定・多動などの行動面に影響も!
脳への酸素供給不足は、子供の精神面にも影響を与える可能性があります。
口呼吸によって脳が酸欠状態になると、情緒不安定になったり、落ち着きがなくなったり、キレやすくなったりするなど、行動面に変化が現れることがあります。

口呼吸は、子供の将来に悪影響を及ぼす可能性があります。
「たかが口呼吸」と安易に考えず、お子様に口呼吸の兆候が見られる場合は、早めに専門医に相談し、適切な対処をするようにしましょう。

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放置すると危険!今すぐできる口呼吸 8つのセルフチェック

「最近、なんだか調子悪い…」
もしかしたら、その不調、口呼吸が原因かもしれません。

口呼吸は、自覚症状がない場合も多いですが、実は様々なサインを発しています。
今回は、放置すると危険な口呼吸の警告サインを、分かりやすく8つの項目に分けて解説します。

1. 朝起きた時の口の渇き
朝起きた時、口の中がカラカラに乾いていませんか?
睡眠中は唾液の分泌量が減りますが、口呼吸の人はさらに口の中が乾燥しやすくなります。
口の渇きは、口呼吸の代表的なサインの一つと言えるでしょう。

2. 唇の乾燥・荒れ
唇が乾燥してカサカサしていたり、皮がむけやすくなっていませんか?
口呼吸によって常に唇が空気に触れる状態になると、唇の水分が奪われ、乾燥しやすくなります。
リップクリームを塗っても改善しない場合は、口呼吸が原因かもしれません。

3. 喉の痛み・イガイガ
朝起きた時や、空気が乾燥している時に、喉の痛みやイガイガを感じませんか?
口呼吸によって、喉の粘膜が乾燥し、炎症を起こしやすくなっているサインかもしれません。
慢性的な喉の痛みは、口呼吸によって悪化することがあります。

4. いびき・歯ぎしり
寝ている時に、いびきをかいたり、歯ぎしりをしていませんか?
口呼吸は、気道が狭くなるため、いびきや歯ぎしりの原因となります。
一緒に寝ている家族から指摘されたり、録音して確認してみましょう。

5. 口臭が気になる
口臭が強くなった、自分でも気になる…と感じていませんか?
口呼吸によって口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなると、口臭の原因となります。歯磨きや舌磨きをしっかり行っても改善しない場合は、口呼吸の可能性があります。

6. 集中力・記憶力の低下
日中、集中力が続かなかったり、物忘れが多くなっていませんか?
口呼吸は、脳への酸素供給を低下させるため、集中力や記憶力の低下に繋がることがあります。
仕事や勉強に集中できない、ミスが増えたと感じる場合は注意が必要です。

7. 顔つきの変化
顔色が悪くなったり、顔がむくみやすくなったりしていませんか?
口呼吸を続けると、顔の筋肉のバランスが崩れ、顔つきが変わってしまうことがあります。
また、あごが後退し、顔が長く見えるようになることもあります。

8. 猫背気味になっている
姿勢が悪くなっていませんか?
口呼吸の人は、呼吸をするために頭を後ろに反らす傾向があり、猫背になりやすいと言われています。
姿勢が悪くなると、肩こりや腰痛の原因にもなります。

これらの項目に当てはまった方は、日常生活の中で、鼻呼吸を意識することが大切です。

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口呼吸改善で健康美人に!今日からできる簡単対策とおすすめグッズ


口呼吸を改善すると、健康になるだけでなく、美しい口元や顔立ちも目指せます。
今回は、今日からできる簡単な口呼吸改善対策と、さらに効果を高める便利なグッズをご紹介します。

今日から始める簡単対策

1. 舌の位置を正しく意識する
舌は、本来上あごにピッタリとくっついているのが正しい位置です。舌先を上の前歯の裏側の歯茎に軽く当て、舌全体を上あごに吸い付けるように意識しましょう。最初は疲れるかもしれませんが、慣れてくると自然にできるようになります。

2. 唇を閉じる習慣をつける
口呼吸の人は、無意識のうちに口が開いていることが多いです。日頃から唇を軽く閉じ、舌を上あごにつけた状態を保つように意識しましょう。ガムテープやサージカルテープを口に貼って、唇を閉じる練習をするのも効果的です。

3. 鼻呼吸を意識したトレーニング
1日数回、数分間、鼻呼吸を意識したトレーニングを行いましょう。
まずは、リラックスした姿勢で座り、目を閉じます。
次に、鼻からゆっくりと息を吸い込み、口からゆっくりと息を吐き出す、を繰り返します。
息を吸う時にお腹が膨らみ、息を吐く時にお腹がへこむ腹式呼吸を意識すると、より効果的です。

4. 鼻づまりを解消する
アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎などで鼻が詰まっている場合は、鼻呼吸が難しく、口呼吸になってしまいます。鼻うがい薬や点鼻薬を使用したり、耳鼻咽喉科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。

5. 口周りの筋肉トレーニング
口呼吸によって衰えがちな口周りの筋肉を鍛えることも効果的です。
「あいうえお」と口を大きく動かしたり、舌を上下左右に動かしたりするトレーニングを行いましょう。また、笑顔の練習も口周りの筋肉を鍛える効果があります。

口呼吸改善をサポートする便利グッズ

1. 口テープ
就寝時に口に貼ることで、口呼吸を物理的に防ぎ、鼻呼吸を促します。肌に優しい素材を選び、正しい貼り方で使用しましょう。


2. 鼻腔拡張テープ
鼻に貼ることで、鼻腔を広げ、鼻の通りをスムーズにします。
鼻づまりが原因で口呼吸になっている場合に効果的です。


3. マウスピース
歯医者さんで作成するオーダーメイドのマウスピースは、舌の位置を正しく保ち、口呼吸を改善する効果があります。
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これらの対策とグッズを組み合わせることで、より効果的に口呼吸を改善することができます。
口呼吸は、健康だけでなく、美容にも悪影響を与える可能性があります。
今日からご紹介した対策を実践して、健康で美しい自分を手に入れましょう。

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まとめ

今回は、口呼吸の危険性と改善策について解説しました。
口呼吸は、健康や美容に悪影響を及ぼす可能性があることを理解し、日頃から鼻呼吸を意識することが大切です。
ご紹介したセルフチェックや改善策を参考に、健康的な生活を送りましょう。

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