「もしも」の備え、できていますか?地震や台風など、いつ起こるかわからない災害から大切な家族を守るために、日頃からの備えが重要です。
「防災対策って何をすればいいか分からない…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。この記事では、自宅・職場・学校など、場所別にすぐに役立つ防災対策を分かりやすく解説します。家族みんなで防災意識を高め、いざという時に備えましょう!
自宅でできる!簡単防災準備3ステップ
いざという時のために、自宅には防災グッズを備えておきたいけど、何から準備すればいいか迷いますよね。
そこで、まずは誰でも簡単にできる防災準備を3つのステップでご紹介します!
ステップ1. 水と食料を備蓄!
最低3日分の水と食料を準備しましょう。
水は1人1日3リットルが目安です。10年と保存期間が長いものがオススメ!
食料は普段からご飯としても食べれて、火を使わないレトルト食品や缶詰などを準備しておくのが良いですよ。食べたら補充する、を繰り返せばあえて長期保存できる物を準備しなくても大丈夫です。
その場合、賞味期限が近いものから消費していくように心がけましょう。
ステップ2. 懐中電灯やラジオを準備!
停電時に備えて、懐中電灯と予備の電池とスマホの充電器は必ず準備しましょう。
情報収集に役立つラジオもあると安心です。
電気を使わず手回しで充電できるタイプのものも販売されているので、家族で使いやすいものを選びましょう。この様に一台何役のものがオススメです。
ステップ3. 防災リュックを作ろう!
非常時に持ち出す防災リュックには、水や食料の他に、救急用品や携帯トイレなどを入れておきましょう。
家族構成やそれぞれの体格に合ったものを用意することが大切です。
何を用意したら…?な場合はこういうリュックを準備しましょう!
これらのステップを参考に、できることから少しずつ準備を始めましょう!
職場での必須アイテム!防災準備の基本
自宅だけでなく、1日のうち多くの時間を過ごす職場での防災対策も重要です。
ここでは、職場に備えておきたい必須アイテムと、日頃からできる防災準備の基本を紹介します。
必須アイテム1:防災マップ
職場の周辺にある避難経路や避難場所を把握しておくことは非常に大切です。
日頃から防災マップで危険な箇所を確認しておき、いざという時に落ち着いて行動できるようにしておきましょう。
全国ハザードマップ(NHK)
NAVITIME 全国避難場所
避難場所:地震や火事のときにまず最初に逃げる場所です。ここでは、安全を確かめるために一時的に集まります。たとえば、学校の校庭や公園などがそうです。
避難所:家に戻れないときにしばらくの間過ごす場所です。ここでは、食べ物や寝るところが用意されています。学校の体育館や市民センターが避難所になることが多いです。
まとめると、まず逃げるのが「避難場所」でしばらく過ごすのが「避難所」です。
必須アイテム2:防災スリッパ&スニーカー
災害時は、割れたガラスなどが床に散乱している可能性があります。
安全を確保するため、職場に携帯用スリッパを常備しておきましょう。また、革靴やヒールと言った長時間歩くのには不向きな靴で通勤している場合はスニーカーを職場に常備しておきます。
必須アイテム3:ホイッスル
瓦礫の下敷きになった場合など、自分の居場所を知らせるためにホイッスルは有効です。
コンパクトで持ち運びにも便利なので、ぜひ準備しておきましょう。人の耳に一番聞こえやすい3200Hzがオススメです。
災害時、ホイッスルがあると声が出せなくても助けを求められます。 地震で家屋に閉じ込められたり、怪我をしてしまったりした場合でも、ホイッスルがあれば大きな音で自分の居場所を知らせることができます。また、電池切れの心配がないのも利点です。
必須アイテム4:非常食と飲料水
可能であれば長時間職場にとどまる場合に備えて、数日分の食料と水を準備すると良いですね。歩いてでも帰宅できる距離であれば、帰宅中に軽く食べれる様にこの様な非常食や、非常用のおにぎりやパンなどが1-2食分あると安心です。
日頃からできること:避難訓練への参加
職場で行われる避難訓練には必ず参加し、防災意識を高めるとともに、避難経路や手順をしっかりと確認しておきましょう。
学校での安全確保!家族で知っておくべきこと
子供たちが多くの時間を過ごす学校での安全確保も、忘れてはならない防災対策の一つです。
ここでは、学校における防災対策の現状と、家族で知っておくべきポイントをご紹介します。
ポイント1:学校の防災計画を確認しよう
学校では、災害発生時の避難場所や避難経路、保護者への連絡方法などを定めた防災計画が策定されています。学校のホームページなどで確認したり、学校に問い合わせたりして、内容を把握しておきましょう。
ポイント2:避難訓練の際に、子供に状況を聞く
学校で行われた避難訓練について、子供にどのような訓練だったのか、避難経路や集合場所などを具体的に聞くようにしましょう。会話を通して、子供の防災意識を高めることができます。
ポイント3:登下校時の安全対策について話し合う
地震発生時、子供たちが登下校途中だった場合の対応についても、家族で話し合っておくことが大切です。学校以外の安全な場所や、連絡手段などを事前に決めておきましょう。
ポイント4:携帯用防災グッズを準備する
子どもが大きくなると電車で移動したりなど行動範囲が広がります。学区外の塾や習い事へ行くなど徒歩での帰宅が困難なエリアに行く際に持ち運べるプチ防災袋を準備すると安心です。一晩程度駅構内で過ごす・徒歩で帰宅する可能性も考慮しましょう。
・小型ホイッスル
・折りたたみ防災ブランケット(アルミ製)
・常備薬、絆創膏などの救急用品
・小銭と家族の連絡先を書いたメモ
・コンパクトな非常食少量
・携帯用充電器
最短10分!家族でできる防災対策会議
家族全員が安心して暮らすためには、日頃からのコミュニケーションが大切です。
「防災対策会議」を開いて、いざという時に備えましょう!最短10分から始められる、家族でできる防災対策会議の進め方をご紹介します。
Step1:1週間のスケジュール確認(2分)
まずは、家族それぞれの1週間のスケジュールを共有しましょう。
誰がいつ、どこにいて、何をしているのかを把握しておくことは、災害時の安否確認に役立ちます。
Step2:災害時の連絡方法を決める(3分)
携帯電話が繋がりにくい状況も想定し、災害時の連絡方法を家族で決めておきましょう。
固定電話や災害用伝言ダイヤルの利用など、複数の連絡手段を検討しておくと安心です。
Step3:自宅周辺の危険箇所と避難先を確認(5分)
自宅周辺の地図を広げ、危険な場所や安全な場所を家族で確認しましょう。
例えば、急な坂道やブロック塀など、倒壊や落下の危険性がある場所を把握しておくことが大切です。またそれぞれが外出中の災害で家が壊れて戻れないなど、家で家族と落ち合うのが難しい場合は、近くの学校などどこで集合するかも決めておきましょう。
これらのステップを参考に、短時間でも定期的に防災対策会議を開き、家族の安全を守りましょう!
場所別防災対策で安心!家庭の備え方指南
ここまで、自宅・職場・学校における具体的な防災対策を紹介してきました。
改めて、各場所におけるポイントを整理し、家族全員で防災意識を高め、万が一の事態に備えましょう。
自宅での備え:
- 水・食料・防災グッズを定期的に点検し、補充・交換する。
- 家具の固定やガラス飛散防止フィルムの設置など、家の安全対策を行う。
- 避難場所や避難経路を家族で確認しておく。
職場での備え:
- 職場にある防災用品の場所や使い方を確認しておく。
- 職場の同僚との連携を密にし、助け合える体制を作っておく。
- 災害時における業務の継続方法について、事前に検討しておく。
学校での備え:
- 学校の防災計画の内容を把握し、子供と共有する。
- 登下校時の安全対策について、子供と話し合い、ルールを決めておく。
- 緊急時の連絡網や集合場所などを確認しておく。
これらのポイントを押さえ、状況に合わせた適切な行動をとれるようにしておきましょう。
まとめ
この記事では、家族全員で取り組むべき防災対策を、自宅・職場・学校という3つの場所に焦点を当てて解説しました。「備えあれば憂いなし」です。
今日からできることから始め、いざという時に家族の安全を守れるように備えましょう!
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